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2023/06/15

ユニットハウスとは?特徴やプレハブとの違い、設置までの流れを解説!

ユニットハウス

主に建設現場で見かける事の多いユニットハウス。

あまりこの言葉を聞いてもピンと来ない人が多いのではないでしょうか?

今回はユニットハウスについての特徴やプレハブとの違い、設置までの流れを解説します!

ユニットハウスとは?特徴とメリット・デメリット

ユニットハウスとは、軽量鉄骨で建てられたユニット型の仮設住宅です。

建物の一部をあらかじめ工場で製造し現地で組み立てる「プレハブ工法」の一種ですが、ユニットハウスの場合は約90%を製造し、箱型にほぼ完成した状態で運搬・設置します

ユニットハウスの特徴

ユニットハウスは短い期間で建てられる事が特徴です。

組立作業は1日で終わる場合がほとんどで、換気扇や照明、コンセントなどの室内設備も整った状態で一般的な住宅と比べて低コスト、短期間で建てる事ができます。

使用用途

事務所として使用した例

使用用途としては、組み立て・撤去が簡単に出来る点から主に広い土地で作業する建設現場の事務所や休憩室としての利用が最も多く、店舗やサロン、販売所として利用される事もあります。

一方で、お風呂やトイレ・キッチン・エアコンなどの設備を追加で取り付けられる事からご自宅の敷地内に離れや勉強部屋を置き、余った土地を活かしてライフスタイルを豊かにするなど個人での利用も増えています。

このような点が、ユニットハウスが様々な用途・場所で使われている理由と言えるでしょう。

メリット

ユニットハウスを建てる最大のメリットは短期間で建てられる事です。

工場でほぼ完成された状態で運搬し、当日は設置の作業と必要な場合は電気や給排水の工事を行うのみなので一日で終わる事がほとんどです。そのため、早く使いたい方にはオススメの仮設住宅です。

移設や撤去をする際もユニック車で吊って降ろすだけの作業で済み、連結させる事で二階建てに増築する事ができます。

また、設置作業も運搬したドライバーが行う事が多い為、人件費が少ない点も特徴です。

デメリットと注意点

ユニットハウスの購入を検討している方で一番注意しなければならない点は、設置可能場所の条件です。

ユニック車が入れない狭い場所や設置する際に妨げになる障害物がある場所にはユニットハウスは建てられません。

POINT

ユニットハウスは工期が短く、様々な用途や場所で活躍している事が分かりました。

一方で、設置出来る場所が限られているという注意点もあります。


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プレハブとの違い

続いては、プレハブとの違いについてです。

見た目が似ているプレハブとユニットハウスですが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか?

項目別に紹介していきます。

大きさ

プレハブは「2間(ケン)×3間(ケン)のハウス」とも言われ、寸法は900mm(0.5間)間隔で増していきます。

ユニットハウスは1棟あたり縦横2m~7m程でユニット同士を連結して大きくする事ができます。

また、大きさの規格が決まっている場合がほとんどですのでより自由な設計をされたい方はプレハブがオススメです。

価格

プレハブの価格は1坪約60万円~、ユニットハウスは中古品が一坪15万円~、アウトレット品が25万円~となっており、ユニットハウスはプレハブに比べ安価で建てられる傾向にあります。

工期

プレハブは部材を工場で製造し、現地で組み立て作業を行うため工期は7~10日程です。ユニットハウスの場合は、工場でユニット型に製造してから現地で設置作業を行うため工期は1日で終わる場合がほとんどです。また、天候に左右されず当日の作業を行えるのもプレハブと違う部分となります。

耐久性

プレハブは、使用する鉄骨の種類にもよりますが定期的にメンテナンスをしていれば20年以上使う事ができます。ユニットハウスの場合は軽量鉄骨構造の為、メンテナンス有で10年~20年程の耐用年数と言われています。

撤去時

撤去時に解体作業が必要なプレハブに比べユニットハウスは解体作業不要で、ユニック車で吊って降ろすだけで完了します。余分な廃材も出さないため環境に優しい側面もあります。

このように、両者には様々な違いがあります。早く建てたい方はユニットハウス、大きさや間取りなどを自由にされたい方はプレハブがオススメと言えるでしょう。

ユニットハウスを注文してから実際に使えるようになるまで

ユニットハウスの設置作業は一日で終わる場合がほとんどですが、実際に注文してから使えるようになるまではどのくらいかかるのでしょうか?

一連の流れを簡単に紹介していきます。

注文する前に確認する事

まずは設置予定場所の確認を行います。

・ユニック車が入れる場所か?

・電気、水道工事等は必要か?

などを事前に確認します。

工場で製造 ※当日~1か月程度

注文を受けたらまず工場で製造作業に入ります。

ユニットハウスの在庫がある場合は即日で出荷できますが、オーダーメイドで部材を仕入れる場合は1か月程度かかります。

建築確認申請 ※1か月

工場でユニットハウスを作っている間、お住まいの市区町村の決まりに従って同時進行で確認申請を行います。

1か月程度で許可が得られます。

基礎工事 ※1週間

建築確認の許可を得たら、現場で基礎工事に入ります。

運搬・設置 ※1日

ユニットハウスを工場から運搬します。連結させる場合は複数で運搬します。

設置作業も同じユニック車で行います。作業時間は短く、ほとんどの場合半日で終了します。

また、電気・水道工事もこの時に行います。

完了検査 ※数日

全ての工程が終了したら完了検査を行います。1日~数日で完了します。


このように、注文してから実際に使えるまでは1か月~2か月程度かかる事が分かりました。


まとめ

ユニットハウスは仮設住宅の中でも工期をかけずに設置可能です。

そのため使用用途は豊富で、建設現場からご自宅の庭まで様々な場所で活躍しています。

これを機にユニットハウスの設置を検討してみてはいかがでしょうか?

ユニットハウスの特徴

・構造・・・軽量鉄骨構造、耐用年数は10年~20年

・価格・・・中古品は1坪15万円~、アウトレット品は1坪25万円~

・工期・・・設置当日の作業は1日、注文~納品は1、2か月程度

注意点

・作業車が入れない場所への設置は不可


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